850円。

お久しぶりです。御奉行です。

 

久しぶりすぎて、もう皆さん僕のことなんかお忘れでしょう。思い出していただきたいので、日記を書きます。

 

さて突然ですが、850円で何ができるでしょうか。文庫本が買えたり、ラーメンが食べられたり…。スタバで見栄を張ると簡単に超えてしまう額です。

 

僕はいままで、850円で幸せと絶望を買ってきました。少しわかりにくいですね、要するに、陳家私菜のランチは850円だ、ということです。

陳家私菜をご存知でない方は、過去の日記を読んでください。まるで回し者かのように絶賛している中華料理屋さんです。まずはいつもの麻婆豆腐を見てください。

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こいつは、「激辛」です。翌日に何も予定が入っていない日にしか食べないことにしています。今回は、翌日に某イベントがあるのでこいつはやめました。きっとろくなことになりません。ということで今回はこの子、「麻辣牛肉」に決めました。「麻婆豆腐『激辛』」に比べると、なんとも穏やかで可愛らしいお名前です。

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僕はこのお店を皆さんに布教したい。ただ、繰り返しますが翌日に予定があるなら「麻婆豆腐『激辛』」は頼まないでください。四川で生まれ育ちました〜!みたいな人以外、翌日がカレンダーから飛ぶ可能性大です。

 

話を戻します。そうだ、「麻辣牛肉」でした。

うお、美味しい。牛肉、柔らか!良いやつそう。850円で幸せが買えるとはこういうことです。

野菜もたくさん摂れる(当社(のいつもの昼食)比)ので、ヘルシー料理。実質ヴィーガン(怒られてください)!ただ、「麻辣」なので、それなりにそこそこ結構辛いです。バチバチに唐辛子がいます。

 

そうそう、ランチでは水餃子も3個いただけます。

水餃子には黒須や甘辛のタレをかけていただくのがオススメなのですが、何食わぬ顔して彼らの中に溶け込んでいるこいつ。

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「陳家頂点『激辛』」。まーた出たよ、激辛。ここの「激」は「地獄」「あの世」を意味するのです。可愛いパンダさん🐼で騙される初見さんも多いかもしれないので注意喚起をしておきます。こいつはほんとうにやばいです、食べた瞬間に絶望が襲うこともあります。850円で絶望も買えるとはこういうことです。でも、直後に飲まざるを得ないカップ4杯分程度の水がとっても甘く感じるので、「水って甘いんだな」って経験をしたい方には是非ともオススメです。

てか、なんでほんとにパンダなんでしょうか。誤解を生むのでやめてほしい。パンダに食べさせたら死ぬと思います。これ。

 

そろそろ終盤ですから、ポジティブな方向に話を持っていきますね。まず、僕がこのお店に誘った人は、だいたいハマって僕以上のリピーターになってしまいました。

「俺辛いものとか無理なんだよね」とか言っていた浪人時代の友人A(男)は、なぜかここの麻婆豆腐だけはいける恐ろしい人間に改造されてしまいました。

大学で知り合って布教した友人B(男)は、サークルの仲間との食事会でこのお店を選んでいるそうです。彼が友人から嫌われていないことを祈っています。嫌われていても僕のせいではないです。

友人C(女)は、分かっていながら毎回麻婆豆腐をグツグツさせてお腹を壊しています。そろそろ学びましょう。

 

個人的には(※個人の感想です)、意中の人との初回デートにもオススメです。麻婆豆腐はバチバチミチミチ音を立てて攻撃してくるし脳が悦ぶ美味しさなので、初回デートで翌日をぶちこわしたやつとして、お相手の心の中に一生棲み続けることができるでしょう。なお、それが最後のデートにもなります。

 

最後にする話でもないのですが、白米のほかスープも1回までお代わりできます。店員さんは全員中国人なのですが、郷に入りては郷に従ったのか、「スープ」は清々しいほどに味噌汁です。味噌汁を飲みたい日に行くのもオススメです(新宿店の話です。渋谷店は…行ってみてください)。

 

それでは、またお腹を壊す日まで。