2022東大日本史予想

こんばんは。おはようございます。御奉行です。

 

ことしは、真剣に研究している時間がありませんでした。当日の朝に電車内などで、もはやどこを詰めれば良いか迷う、そんなときに、「当たると良いな」くらいの感覚で見てください。当たったらめちゃくちゃすごいし、当たらなくてもそれが普通です(たくさん保険をかけたね)。では行きます。

 

あ、なお、もし当たったとしても、提示された資料をもとに、まっさらな状態で思考を巡らせてください。もしどうしても詰まったときにこの記事を思い出すくらいでないと、高得点は厳しいと思われます。

 

第1問

予想①    地方(中央も含め)から集められた租税が、中央等でいかに使われたのか。祈年祭などの神祇祭祀で、全国の神社に対して幣帛が配られたほか、官人への給与として使われた。

予想②    聖武から桓武〜嵯峨朝における、国家的祭祀の変遷、特に桓武がめざした新たな王権の確立。

予想③    10世紀における武士の誕生と武士団の形成。軍事貴族の成立にも注目。

予想④    従来の班田収授に立脚した律令制が崩壊したのちの、摂関政治期の王朝文化、宮廷貴族社会(天皇周辺や公卿のいとなみ)の繁栄を支えた地方社会について。国司(受領)の私的・公的な奉仕、荘園からの収入確保、という側面にも注目。家司受領の活動も…?

予想⑤    帰化人・渡来人が果たした役割について。

 

第2問

予想①    室町時代における、同朋衆といわれた人々の活躍、意義について。非人・河原者・坂者といった人々についても注目。

予想②    神人・供御人について。また、商業の発展と関所等の設置について。

予想③   寺社領の支配構造やその変質について。

予想④    織豊期における京都支配や、豊臣秀吉による天正検地の実態やその意義について(第3問かな)。

 

第3問

予想①    江戸時代における朝廷権威の浮揚について

予想②    日朝関係(交渉)において対馬藩が果たした役割について。易地聘礼や、19世紀にはほとんど(1回しか)朝鮮通信使が派遣されなかった理由についても考えてみたい。

予想③    呉服商・両替商として発展し、「御用商人」の地位も獲得した三井家の、幕府や各大名家(藩)、朝廷(御所)さらに農村との関わりについて。「現金安売り掛け値無し」を実現するため、生産地の豪農らと結んで商品生産や流通を主導したり、店員に分業制を取らせたりするなど画期的な手法を用いて徹底的に経営の合理化をはかった。また、生産地の百姓らに資金や原料を貸与することで、農村部での個々の家内工業を問屋制家内工業へと組織する動きが現れたことにも注目(これだけ長 笑)

予想④    水野忠邦による天保の改革について。国内だけでなく、対外的危機に対処するための処置もあったことに注目。

 

第4問

予想①    「明治維新」の展開について(雑だなぁ)。

予想②    製糸業や綿織物業において用いられた機械の変遷について。戦後の経済史(雑。真面目に予想する気がない)。

予想③    神仏分離令を契機に全国で吹き荒れた廃仏毀釈の嵐と、仏教が受けた大きな打撃。そして、仏教の神道からの完全な分離を進め政教分離を政府に認めさせた島地黙雷の意義について。大きく、明治初期の神道国教化の試みと、神道・仏教とキリスト教との対立や競合について。島地黙雷の行動を、キリスト教との対抗という面から見ても面白い。また、戦後における政教分離についてまで射程を伸ばしても…。

 

以上です。